こんにちは、大成住宅 設計課の水野です。
集合住宅のなかに『マンション』『アパート』『共同住宅』『長屋』などがあります。
マンションとは一般的に鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造などの建物をいいます。
アパートとは一般的に木造や軽量鉄骨造などの建物をいいます。
しかし、建築基準法のなかに『マンション』『アパート』という言葉はありません。
建築基準法では、『共同住宅』または『長屋』に分類されます。
共同住宅とは、2以上の住戸が階段・廊下・エントランスなどを共有しているものをいいます。
一方、長屋は各住戸間に界壁以外共有するものがなく、各住戸に外部から直接出入りできるものをいいます。
共同住宅、特に長屋といえば古臭く聞こえますが、建築基準法ではこの2つに分類されます。
共同住宅は建築基準法上、特殊建築物になりますが、長屋は特殊建築物に該当しないため共同住宅よりも規制が緩くなっています。
しかし、長屋も共同住宅と同様に火災などの安全性を確保するために、県条例で階数や規模ごとに構造等の制限(規制)をしています。