ooigawa river side story





もう今日は、何も問題なく無事に家にたどり着く事は無理だな。



そう確信するに簡単な程、まだまだ果てしない自宅までの距離。
3歳と6歳の娘たちの疲労と愚痴 それに加え、いつ雨が降ってもおかしくない雲行きです。
時刻は17時を回っていました。
10月末という事と天気が悪いため、辺りは薄暗くなってきました。

休憩中の2人と空を交互に見ました。




なんとしてもできるだけ早いうちに家に帰らなきゃ





今日は自転車で遊ぼう。
幼稚園から帰ってきた娘たちを迎えながら何となく考えていました。
なりゆきで大井川のマラソンコースを自転車で走ろうと決め、
何となく私の母校まで行こうと目指しはじめました。




自転車を覚えたばかりの子には遠すぎました。





帰り途中に案の定娘たちの容量オーバーとなり。家はまだか?休憩しよう! を連呼し始めました。
自宅まではまだ数キロあります。



だましだまし少しでも自宅の近くまで、、、と頑張りましたが
とうとう私たちは、陸上競技400mトラックの脇にあるログハウスの屋根とベンチがあるところで休憩となってしまいました。



側には我々のおばあちゃんに借りた後ろに籠があるママチャリと娘の赤い自転車の他に
高校生の陸上部らしき人たちの自転車が沢山置いてあります。



20人ぐらいでしょうか、きっとあそこで走っている彼らのものでしょう。
不用心に、彼らの自転車にはそれぞれ学校のバックが置きっぱなしとなっています。




寒い。もう暗い。雨降りそう。休憩中に娘たちが口にする言葉は、私を悪い事をしている気持ちとさせました。
下の娘はママチャリの後ろの籠に乗っていましたが、10月の17時過ぎの風は手厳しいなと。




小学生の頃、長距離が得意だったため、市内の陸上記録会にかり出され、高校生らしき彼らの今走っているトラックを走った思い出がありました。

小さな小学校内では1位2位の私が、井の中の蛙である事を思い知らされた場所でした。
長距離走って辛いよな、走っている彼らも今つらくてどうしようもないんだろうな。





娘たちはベンチでマリオごっこをするのをやめ、芝生で遊んでいます。
下の娘が寒いと言ったから私のTシャツを着せておりましたが、汚れるのが気になり、裏返して着させました。




しばらくするとマラソンをしていた高校生の1人がこちらに向かって走ってきました。行先は自転車でした。



こんな季節にタンクトップのみの不審者の私にバックを物色されてないか見てこいと言われたのかな、
なんて思いましたが、置きっぱなしのバッグにビニールを掛けにきたようです。





雨が優しく降り始めました。




芝生は、とてもキレイに整備されていました。
ところどころに芝生の刈ったばかりのヤマがありました。



高校生の時に些細な理由で家出をし、この河川敷で寝た事を思い出しました。
朝日と共に謎のおじいさんにのぞき込まれて、体中が痛くて痒くて起きた最低なあの朝を。










「そろそろ行こうよ」

「えーー」


「走らないと家につかないよ」

「あとどれくらい?」



「わかんない」

「えーーーー」
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リフォーム事業部 西尾