家族信託基礎講座~続き~

開発営業部の大澤です。

前回家族信託で不動産を信託財産にしたい場合の手続きについてお話ししました。
今回は、預貯金を信託財産にしたい場合の手続きについてお話しします。

現金・預貯金を信託財産にする場合、委託者の預貯金を勝手に受託者が使用できる訳ではありません。
当然委託者の口座から引き出すことを認められていません。どうするか?
受託者名義の信託専用口座を設けて、そこに信託財産としての現金を預けていただきます。
この口座からのみ、受託者は委託者の信託目的に沿った出費を管理することができます。

例えば、アパートを信託財産とした場合、アパートの家賃はこの信託口座に入金していただきます。
そうすることでアパートの修繕費用等はこの口座から出費することが可能であり、スムーズに修繕対応が可能です。
委託者が認知症と判断された場合でも、問題なく対応可能です。
仮にアパートを売却した場合も、同様に、売却代金をこの口座に入金します。

現金・預貯金を全額信託財産とする必要はありません。信託の目的に必要な分を信託財産としてこの
信託口座に入金します。全額信託財産とするケースはまずありませんが・・・。
手続きが少し面倒ですが、この手続きを怠ると問題が発生します。覚えておいて損はないです。

次回からは少し実例を交えてお話しできればと思います。