こんばんは、建築部 薩川です。
越前岳 Part2

先月末の台風24号は怖かったですね。
多くのお客様より修補依頼を頂き、まだ対応に追われています。
TVアンテナやカーポートの屋根材等が品薄となり困っています。
こういった災害時に役に立つのが保険です。
いざ という時、困った時の保険です。
蒲原のお客様は竣工検査も終わり来週お引渡しです。これからが長いお付き合いとなります。





藤枝市で施工中のお客様のお宅も内部解体がおわりました。


リフォーム工事中の現場が幾つかあり、ブルーシートで覆ってありますので、
台風時は気になって眠れませんでした。
完成が楽しみです。
先月は第130回公式登山大会で越前岳に登りました。
山もだいぶ涼しくなりました。
お昼には頂上に着き、午後一番で下山となりました。
「2~3時間で下山出来るので帰りはどうする?」
「温泉にはいって、夜はお寿司!」
と我々は会話をしながら降り始めたのですが、10分ぐらい降りたところで座り込んでいる男の人がいました。
「どうしました?」
「足が・・・」
見ると右足の足首から下がプラプラです。
「凄い音がしたんですよ、そうしたら、歩けなくて、痛くて・・・」
アキレス腱が切れたのか、骨折したのか
「救助のヘリコプターを呼びますか?」
と聞きますと、
「ヘリコプター、金額高いですよね?山岳保険入っていないんですよ。ですから絶対レスキューを呼ばないで下さい!
自力で下山しますから!」
ガーン!山登りをやってて保険に入っていないなんて!今、この今が“いざ”って時なのに!
自力で下山なんて無理無理無理!
今、右足の足首から下がプラプラの男の人の周りに、彼を助けようと我々を入れて5人集まりましたが、
この右足の足首から下がプラプラの男の人以外は全員保険に入っていました。



某マンガみたいに怪我人をおんぶして下山なんて無理でした。
道は粘土質でツルツル、道幅は狭いですし、
1人がこの右足の足首から下がプラプラの男の人の荷物を持ち、4人で介抱しながら、
赤の他人、計5人でこの右足の足首から下がプラプラの男の人を介抱しながら下山しました。



下の駐車場に着いたのは17:30を回っていました。下山に約5時間かかりました。
駐車場には途中で連絡をしてもらったこの右足の足首から下がプラプラの男の人のご両親、ご家族の方、
救急車が待っていました。
「お礼をしたいので、お名前とご住所を!」
とご家族の方に言われましたが、5人とも疲れていましたし早く帰りたかったので、
「お礼は結構です、明日は我が身ですから。」
と言い、5人だけで熱い握手をして帰りました。
温泉は閉まっていました。くら寿司は2時間待ちでした。
次の日は登山であまり使わない腕や肩が筋肉痛になりました。
それではお先に失礼します。お疲れ様でした。